応募しやすいペルソナを1つではなく複数パターン描くことで曖昧になりがちなターゲットを明確にすることで、「あなたに来て欲しい」というコアターゲットを設定できた。
それぞれのペルソナにとって、仕事の魅力や求めるもの、働くメリットを設定し、訴求ポイントを抑えた求人原稿を出稿。曖昧なメリットや魅力訴求ではなく、ターゲットに刺さるメッセージを策定した。
求める人物のライフスタイルに合わせて、実際に働いた場合、どのようなライフスタイルになるかを求人原稿で訴求。応募段階で働くイメージが湧くことで多くの応募を獲得した。
案件の増加に伴い、2週間以内にアルバイト人員を増やさなくてはいけない状況。大手求人媒体の活用も検討したが「ナビサイトは価格が高いわりにあまりいい人が来ない」印象があり、どのように人を集めれば良いか分からない状況だった。
今までも採用には苦戦してきたが、効率よくいい人を集めることに加えて、早く採用しなくてはならず、その集め方(手法)に困っていた。
2週間以内に人員拡充を行い、売り上げ増加できている状況。
アルバイト採用においては幅広く応募を募るため、求める人物像を決める際に、広くなりすぎてしまう、もしくは、絞り込みすぎてしまうことが多々ある。今回の案件でも、18歳以上で健康な方という制約以外はなかった。しかしこのまま募集をかけると一見ハードルが下がっているようだが、「誰でもいい」という印象を与えてしまい、モチベーションの低い方からの応募しか集まらなくなってしまう。今回はターゲットを年齢や性別、ニーズを分解し、それぞれのターゲット毎にペルソナを複数立てることで、欲しい人材の明確化を行った。
ターゲットにとって「仕事探しの決め手」は異なる。前段で積極的に採りたいターゲットを選定した上で、仕事の魅力(何がその人にとって良いなと感じられるか)を定義し、メッセージを設定をした。またアルバイト採用でも「どのようなポイントが自分にとってメリットがあるのか」を分かりやすく提示。今までに行なってきた(と想定する)仕事と比較したり、いま現在探しているであろうアルバイトと比較した文章を挿入することにより、ターゲットの共感ポイントを明確にした。
求職者にとってアルバイトは生活の一部になります。今回の求人では、24時間稼働している現場であるため、早朝勤務、日中、夕方、夜勤など様々なシフトで勤務が可能。この場合、早朝に入りたい方、夜勤に入りたい方などターゲットが想定されます。それぞれのパターンに合わせて、早朝シフトだと「昼前に仕事が終わってその後は夜までゆっくり自分の時間を過ごせます」などシフトに入った時にどのような生活になるか、を想定して訴求を行った。
アルバイト採用でありがちな「誰でもいいから応募して欲しい」ではなく、「こんな人に来て欲しい、あなたに来て欲しい」というペルソナをリアルに描いたことで訴求内容をシャープにできた。アルバイトでもターゲットを明確に描き、「どのようなことを伝えるとよいか」を設計することで、結果として多くの応募を募ることができた。